副業でWebライターを始めたい！と考える人が増えています。
空き時間を使って収入アップをはかりたい。けれども、本業やプライベートとの兼ね合いで時間に縛られたくない。そういう人にはWebライターの仕事は適しているでしょう。
そこで、これからWebライターを始めるにはなにが必要か、どんなふうに始めるのが有利なのか、また注意すべきポイントなどをまとめました。副業Webライターとしての第一歩を踏み出すための参考になれば幸いです。
Webライターの仕事はWeb上の記事を書くこと
Webライターとは、さまざまなウェブサイトに載せる記事を書く人のことです。
ウェブサイトを訪れる人の多くはGoogleやBingといった検索エンジンを経由してきます。「有益な情報を効率よく収集する」のが目的ですから、じっくりと読んでもらえないことのほうが多いです。そのため、さっと斜め読みしただけで意味が伝わるぐらいのわかりやすさが重視されます。
Webライターには、
この仕事だけで生計を立てている専業の人がいる一方で、片手間のお小遣い稼ぎなど副業としてされている方もいます。
専業としても成り立つほどの収入を得られるため、本業とは別の収入減として初めてみるのもおすすめです。初心者でも手軽に始めることができます。
Webライターには、この仕事だけで生計を立てている専業の人がいる一方で、片手間のお小遣い稼ぎ感覚の人も少なからずいます。また、本業を別に持ちながら収入アップのためにWebライターの仕事を掛け持ちしている兼業の人も少なくありません。
副業でWebライターの仕事を受注するには
企業の社員が業務としてライターの作業をしているような場合を別にして、Webライターが仕事を請け負う方法としては、以下のような項目があげられます。
- ネット上のメディアに問い合わせる
- 求人サイトで検索する
- SNSなどでの募集に応募する
- クラウドソーシングに登録する
Webライターの多くはこれらの方法を使い分けてさまざまな案件に応募し、それぞれのクライアントから受注しています。
初心者には、クラウドソーシングがおすすめ
「クラウドワークス」や「ランサーズ」などを代表とするクラウドソーシングでは、初心者でも対応可能な案件が数多く集まっています。Webライターは執筆実績が重要しされますが、まだ実績が少ない方でも比較的始めやすく、Webライターとして必要なスキルを磨くことができます。
また、クラウドソーシングは特定の企業と雇用関係を結ばず、案件ごとに契約して仕事を請け負うという働き方で、請け負う仕事の量やペースを自由に決めれることができます。
そのため、副業としてWebライターを始めたい方にはおすすめです。
副業Webライターにクラウドソーシングが有利な理由
クラウドソーシングのメリットは、豊富な案件の中から自分に合ったものを選んで応募できることです。
自分がよく知っていることならほかの人より深く掘り下げた記事が書けるはずですし、調べものにも時間がかかりません。ですから、得意なジャンルの案件が多いほど有利になるわけです。
また、案件探し・応募から報酬の受け取りまでがシステム化されているのもメリットです。面倒な事務処理が不要ですし、仕事をしたのに報酬が支払われないといったトラブルを防ぐ工夫もなされています。
クラウドソーシングで注意するべきポイント
大切なのは、募集の内容をしっかりとチェックすることです。
注意深く読むだけで落とし穴にはまりにくくなります。
- クライアントの指示に従って、作業を進める
- 手間がかかりそうな案件を見極める
- 初心者だからといって低単価な案件は請けない
ワーカーはクライアントの指示どおりに作業するのが原則です。社会人としてごくあたりまえですが、慣れないうちはケアレスミスを犯しがちなので注意しましょう。
また、文字数がかさみそうな案件、調べることが多そうな案件は避けたほうが無難です。作業量の割りに報酬が少なくなるので気持ちがすり減ってしまいます。文字単価が低い案件も同様の理由で避けましょう。
クラウドソーシングには多数の案件が集まります。中には詐欺まがいの案件、詐欺そのものの案件もあります。応募すると「ほかの案件を紹介するから」とLINEに誘導する手口はよく見かけます。こうした事案を防ぎきれていないのがクラウドソーシングの現状です。
Webライターの仕事の流れを知っておこう
ここからはWebライターがどういうふうに仕事をするのか、実際の作業の流れを紹介していきます。
「ライター」の本来の仕事は書くことだけであるべきですが、最近はほかの作業もひとまとめにして依頼されるケースが多いです。
案件によっては、写真撮影や画像の加工、図やグラフの作成などまで任されることもあれば、ウェブサイトのシステムについての知識が必要になる場合もありえます。
Step1：リサーチ・構成の作成
「リサーチ」は下調べのことです。記事のテーマなどに合わせてさまざまなウェブサイトから必要な情報を調べ、その内容をメモにまとめます。
次に、調べた内容に応じて構成（記事の枠組みです）を作成します。記事に含めるべき要素をどういう順に並べるのか、またそれぞれの文字量をどの程度にするのかを考えます。
クライアントから記事に盛り込むキーワードを指定されることや、クライアントが決めた構成を渡されるケースも多いです。
あらかじめ構成が決められていれば、自分で考える必要がないので楽な反面、書きたいことが入る場所がなかったり、思っているのと違うことを書かなくてはならない場合もあります。
Step２：取材・インタビュー・写真撮影
たとえば、ショップの紹介記事であれば、現地に足を運ぶ必要があるかもしれません。人気商品やこれから売り出す新商品などを教えてもらう、お店の外観の写真を撮るなどの作業もセットになった案件もあります。
また、特定の人物にインタビューをして、聞いた話を記事にまとめるのもWebライターの仕事のひとつです。
これらの作業が求められる案件は手間がかかったり、技術や機材が必要になったりすることもありますが、その分だけ単価が高い場合もあります。
Step３：原稿執筆・修正対応
記事の本文を作成する作業で、Webライターの仕事のメインとなる部分です。
読みやすさ、伝わりやすさを意識して、必要な情報をしっかり盛り込みつつ執筆します。検索サイトで上位に表示されるよう、キーワードをうまくちりばめるなどの工夫が必要な場合もあります。
できあがったら誤字・脱字・誤変換や文法のチェック、コピペチェックなどをおこない、クライアントに送って確認してもらいます。
問題がなければそのまま納品、作業完了となりますが、要求に応えられていないと判断されれば修正を求められる場合もあります。
Step４：画像選定・加工など
案件によっては、記事に添える写真やイラスト、図などが必要となります。
記事の最上部に載せるアイキャッチ画像や、記事内の飾り的な画像、説明のための図やグラフなどを用意します。
多くの場合、無料で使えるフリー素材サイトからダウンロードした画像で用は足りますが、図やグラフなどは自作する場合もあります。
ただし、使っていいのはフリー素材サイトなどのかぎられたものだけです。それ以外の画像は誰かの著作物＝財産です。勝手に使った結果、使用料や賠償金を請求される可能性もありますので注意してください。
Step５：納品
「納品」は完成した記事原稿などをクライアントに受け渡すことです。
納品の方法はクライアントによって異なります。多くはファイルをメールやメッセージに添付して送付します。多くの場合はテキスト形式かMicrosoft Word形式が指定されます。また、Googleドキュメントなどを経由して受け渡す方法もあります。
指定されたウェブサイトやブログに下書き保存する場合は、文字の装飾や画像の挿入などまでおこなうことが多いです。
副業Webライターになるための準備
副業、本業を問わず、Webライターとして仕事を始めるためには、ある程度の文章力はもちろん、多少の知識や技術、記事のジャンルによってはなんらかの資格が必要となります。
また、仕事をするうえで欠かせない機器やソフトウェア、連絡を取り合うためのツールなども用意しておかなくてはなりません。
最低限身に付けておきたい知識
Webライターとして働くのであれば、完璧でなくてもそれなりにまともに見えて、すんなりと読める日本語が書ける必要があります。
・１文が長く意味が伝わりにくい
・主語と述語がねじれている（正しくない）
・同じ言葉の漢字とカナが混在している（「蛋白質」と「たんぱく質」）
・同じ語尾が連続している
また、WebライティングやSEO対策（検索エンジン最適化）についても勉強しておくことをおすすめします。Webメディアの記事には、企業認知度向上やアフェリエイトサイトのような広告への誘導などクライアントの様々な目的を満たすためには必須のスキルとなります。
Webライターの資格は必要？
Webライターになるのに必須の資格は特にありません。
SEO検定やWEBライティング技能検定といったさまざまな検定資格が存在します。しかし、資格を持っていることとクライアントが求める文章が書けることはイコールではありません。実際、資格をまったく持たずに活動している人も大勢います。
ただし、記事のジャンルなどによっては専門的な資格が必要な場合もあります。
ファイナンシャルプランナーや宅建、医師免許といった資格を持っている人限定で単価が高めの案件も多いです。逆に言えば、資格があるだけでライバルが減り、高単価な案件が受注できるチャンスが増えるわけです。
Webライターの案件を受注するうえで有利になる資格があるなら取得を検討してみてもいいでしょう。
仕事をするために必要なアイテム
副業でWebライターを始めるのに最低限必要なのは「PC」と「インターネット環境」です。
スマートフォンやタブレット端末でも記事は書けますが、クライアントのシステム経由での発注や業務指示などが発生する可能性があるため、事務用途程度の性能で構わないのPCは準備しておきましょう。
ソフトウェアは、Microsoft Word形式での納品を指定されていたり、資料などをExcel形式のファイルで渡されるケースも多いですから、無料で利用できるWeb版を使えるようにしておきましょう。
また、データのやり取りをするのにGoogleドキュメントやスプレッドシートはよく使われます。ほかに、ZOOMやChatwork、Slackといったコミュニケーションツールにも慣れておいて損はしません。全て無料で利用できるサービスですので事前に登録しておきましょう。
最後に！ワンランク上のWebライターを目指す方法！
初心者を悩ませる「実績」の問題をクリアするのに役立つのが「見せる用の記事」の作成です。クライアントにとって、「実績＝過去に書いた記事」は安心して仕事を任せられるのかをはかる目安となります。
Googleドキュメントで共有できるようにしておいてもかまいませんが、できれば無料ブログやnoteなどを使って公開しておくのがベターでしょう。
また、「ウェブサイトに直接入稿してほしい」と指定される場合もあるため、大半のWebメディアが使っているのはWordPressを利用した実績を公開するのもおすすめです。記事執筆からウェブサイトへの入稿」が可能になるため、報酬アップに繋がります。
まとめ
Webライターは初期投資がほとんど必要なく、時間に縛られずに自分のペースで作業ができます。そのため、副業に選びやすい仕事と言えます。
これから副業でWebライターを始めるのであれば、クラウドソーシングの活用は欠かせません。システムの利用料負担が小さくないなどのデメリットはたしかにあります。しかし、初心者でも受注できる案件が多い、応募から報酬の受け取りまでがシステム化されているといったメリットは見逃せません。
もし、副業Webライターの道をお考えならば、まずはクラウドソーシングに登録するところから始めることをおすすめします。