近年、「働き方改革」が社会のトレンドとなり、厚生労働省は、”モデル就業規則”から【副業・兼業】に関する規定を削除しました。また、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」も作成され政府も副業を推進しています。さらに、新型コロナウィルスによりリモートワーク、在宅勤務を取り入れる企業も増えており、増々副業をするサラリーマンが増える時代となっています。
副業での収入を考えるのに、「フロー収入」と「ストック収入」の2種類があるのをご存じでしょうか?副業を始めようよ検討されている方は、この収入の違いを正しく理解しておかないと、労力や時間ばかり掛かってしまい、収入を増やすことができません。
この2つの違いが分かれば、ほったらかしでお金を増やすことが可能になります。
今回は、複数の収入を持ちたいサラリーマンに向けた、
「フロー収入/ストック収入の違い」について詳しく解説していきます。
また、「ストック収入を作る方法」についても解説しています。
是非、参考にしてみてください。
フロー収入・ストック収入違いは?
まず初めに、2種類の収入の違いについてご説明します。
収入には、大きく分けて2種類のタイプが存在します。
「フロー収入」…何かの対価を差し出すことで得られる収入
「ストック収入」…何かの対価を差し出さずに得られる収入
どちらも、お金が入ってくる収入であるのには変わりありませんが、収入を生み出すものが異なります。以下で、具体的に説明しています。
フロー収入
フロー収入とは、フロー型のビジネスによる発生する収入です。
フロー型とは、何かの対価(例えば、物を売ったり、労働力を提供したり)を差し出すことで得られるビジネスのことを指しています。
ストック収入
ストック収入とは、ストック型のビジネスによって発生する収入です。
ストック型とは、何かの対価(例えば、物を売ったり、労働力を提供したり)を差し出すことなく、得られる収入のことです。
【重要】副業を考える場合、ストック収入を考えること!
多くの資産運用の本で言われている通り、
いかにしてフロー収入からストック型ビジネスを獲得していけるかが、資産形成のキモになります。
そのため、サラリーマンが副業を考える場合も、「ストック型ビジネス」を得られるように意識する必要があります。といのも、労働するのではなく保有しているだけで自動的に収入を生み出されるため、時間的効率が良く、本業と副業のWワークを行うサラリーマンにとっておすすめの収入になります。
最近では、
”Apple”や”Amazon”などの世界的大企業も、音楽配信の定額制や本の定額読み放題など、ストック型のビジネスに力を入れ始めています。サブスクリプションという、月間会員制サービスです。
ストック型のメリットは、安定的・継続的にお金が得られること。
ストック型のビジネスの作り方に関しては、後ほど詳しく説明しています。
サラリーマンが複数の収入源を持つメリット
ストック型のビジネスの作り方を説明する前に、
サラリーマンが複数の収入源を持つメリットについて考えてみましょう。
まず初めに思い浮かぶのは、「収入アップが期待できる」ことでしょう。
しかし、副業には、収入アップ以外にも、プラスアルファの効果を得られる可能性があります。
1つ1つどんなメリットがあるか、以下で説明していきます。
❶リスク無く収入アップが期待できる
サラリーマンが副業をする最大のメリットは、やはり本業以外にも収入が得られる点です。
サラリーマンの場合は”昇級”や”転職”によって収入が増えることもありますが、会社の経営状況や業種などによっては難しいケースが多々あります。また、”転職”して収入を増やすとなるとは、事前に入念な計画と準備を行わなければ生活が不安定になるリスクがあります。
副業であれば、サラリーマンとして勤務しながら、本業以外の新たな収入アップがリスクなく見込める可能性が高くなります。
❷リスクマネジメントにつながる
サラリーマンは、必ず定年を迎え収入が”ゼロ”になります。
定年後の安定した生活を維持するには、在職中に貯蓄を考えて資産形成をする必要があります。
しかし、実際のところ老後には2000万円必要であると言われており、それだけもの貯金を行うとなると、厳しいものがあります。日本の給与水準は一定ですが、物価水準は年々高騰してきており、老後の資金調達は今後さらに厳しくなると予想されています。
副業によって、本業とは別の収入源を持つことで続けられるものもあり、年齢に縛られずに収入を得ることが可能です。また、新型コロナウィルスなど世界的なパンデミックが起き失業してしまった場合でも収入がゼロになることは無いので、安定した生活を続けることができるメリットもあります。
❸スキルアップに繋がる
副業には、本業で培ったスキルを活かせるものから未経験の新しい分野まで、様々な業種があります。そのため、サラリーマンは副業に取り組むことで自身のスキルアップにつなげることができます。
特に未経験の新しい分野の副業では、新たなスキルが身に付いたり、自身の隠れた才能を見つけられたりする可能性があるため、サラリーマンであれば本業とは違った分野の副業に挑戦するのもおすすめです。これも、本業というメインの収入源があるため、チャレンジできることです。
❹ビジネスをゼロから立ち上げる経験ができる
副業によっては規模が小さくとも、「集客、営業、市場調査、サービス提供、代金回収」などビジネスの全体を経験できる可能性があります。ビジネス全体を知ることによって経営の流れがわかったり、会社では昇進とともに徐々に身に付けていく管理能力が事前に培われたりするメリットがあります。
また、副業を始めることにより効率的に収入を得る方法や利益を出すための計画を考えるため、経営力や計画力も身に付くほか、一定の収入を超えると個人で確定申告が必要になるので税金に関する知識が深まります。
副業は、本業にも相乗効果をもたらす有益なもの!
副業は単に収入を増やすということだけでなく、本業にも副業にも相乗効果をもたらすとても有益なものです。お金を稼ぐというメリット以外にも、とても学べることが多くいものです。
以下では、具体的なストック型ビジネスを作る方法をご紹介しています。
サラリーマンが、ストック型ビジネスを作る方法
ここからは、実際に”ストック型ビジネス”を作る方法についてご紹介します。
最初にお伝えしておきますが、ストック型ビジネスを始めから持っているのは、資産家や地主などの場合を除きいませんので安心してください。基本的には、フロー収入をストック型ビジネスへと転換させていくことが必要となっていきます。
「フロー収入をいかにストック型ビジネスに変えれるのか?」
「どのような副業を選べばいいのか?」
そこが、サラリーマンが副業を選ぶ際のポイントになります!
多くの人は、副業を選ぶ際に、フロー型・ストック型の違いを知らずに初めてしまっています。
しかし、前述したようにフロー収入だけでは働き続けない限り収入は得られないため、ストック型で副業を始める必要があります。
ストック型ビジネスには、どういった種類があるのか?
ストック型のビジネスと聞くと、投資家など巨額な資金を運用するなどのイメージがありますが、ストック型ビジネスは、案外身近なところに存在します。
収益を発生させる「仕組み」を作ることが、ストック型のビジネスになります。
ストック型ビジネスとは、「収益を発生する仕組み」を作ること
しかし、ストック型ビジネスの仕組みには、”リスク”や”収益性”、”必要な初期費用”など種類によってそれぞれ特徴が異なります。その特徴を理解した上で、自分にあったビジネスを選ぶ必要があります。
これは、アルバイトなどを始める時も同じで、日払いのバイトや数か月のリゾートバイトなど様々です。また、給与が支給されるまでは自分の貯金を使って生活する必要があるため、初期費用はかかります。金額に大小はありますが、ストック型ビジネスを始めるにも仕事の特徴を把握して始める必要があるということです。
以下では、個人でできるストック型ビジネスの特徴をまとめました。
このように、必要な資金・見込める収益・リスク、業種によって様々です。
自分が初期に「準備資金がどれくらいなのか?」、「リスクはどの程度許容できるのか?」など
状況に合わせて選択する必要があります。
サラリーマンが副業として始める場合に、重要視することは?
第一に、重要視したいことは”リスク”です。
リスクとは、万が一ビジネスが失敗した時に発生する損失の大きさです。副業として始める場合、安定したビジネスというのが必須条件になります。そのため、株式投資やFX(外貨取引)などは万が一の損失のリスクが大きく安定しているとは言えません。
次に大切なのは、必要な初期費用です。
資金の調達を本業の収入に頼る必要があるため、副業を始めたての初心者は初期費用を極力抑えたビジネスを選ぶ必要があります。
以上の2つを踏まえて、ストック型ビジネスを副業に選ぶ必要があります。
”稼げる副業”を選ぶ上でのポイントは以下の記事でまとめています。
次は、リスクが少なく始めれて初期費用が抑えられる
”アフェリエイト”について紹介していきます。
ほったらかしでお金が増える、おすすめの副業は?
初心者におすすめなのが、”広告掲載”です。
これは近年、注目を集めている副業で、主な収益源は広告収入になります。
自身の動画サイトやブログなどメディアを立ち上げ、運営者は企業から提供される広告を掲載します。その掲載した広告経由で商品やサービスが購入されると、売り上げの一部を報酬として受け取れます。
広告型のビジネスとは、
インターネットやSNS、動画サイトなどのメディアに、企業から提供される広告を掲載することで収益を得るビジネスです。
では、広告収入を得られる手法とは、具体的にはどのような手段があるのでしょうか?
以下で詳しく解説しています。
手法1:Youtubeやニコニコ動画
Youtuberなど動画配信者も、自信の動画に広告をつけて広告収入を得ています。
Youtubeの広告ビジネスは、一度作成した動画が再生されるごとに広告収益が入ってくるので、実質的なストック型ビジネスになります。ある程度、チャンネル登録者数と呼ばれるファンの数で広告収益が推測できるので、安定した収益が見込めるます。
手法2:InstagramやTwitterなどSNS
これは近年、注目を集めているもので、カフェや旅行、ファッションなどおしゃれな日常を投稿することで広告収入、企業とのタイアップなどで収入を得ることができます。Youtubeと違い、知名度やセンスが必要とされるため、稼いでいくには少しハードルが高いです。
広告収入を得られる代表的なものに、”YouTube”や”Instagram”、”TickTok”などがありますが、知名度やセンス、奇抜性など初心者が始めるには不向きな点があります。
手法3:ブログアフェリエイト
上記で説明した手法では、知名度やセンス、奇抜性などが求められ、収益を上げるためには、努力だけでは難しいものがあります。そういった方にもおすすめなのが、ブログサイトを運営することです。
初心者におすすめです!
ブログアフェリエイトとは?
自身のWEBサイトを作成し、企業の商品/サービスに関する記事を書き広告を掲載することで収益を得られる仕組み。YouTubeなどと違い、厳しい収益化基準が無く初心者でも始めれる。
ブログと聞くと、「IT初心者には難しそう」、「オタクの人?」など初心者には敷居が高いイメージがありますが、近年の技術進化でITスキルの無い素人でも日記感覚で始めれるようになっています。
また、アフェリエイトで必要なことは、ある特定のジャンルに対する悩みや疑問を解決することで、
商品やサービスの購入を決めるために、ユーザーはWEB検索を利用します。
そのため、知名度やセンス、奇抜性などの流行に左右されるSNSとは違い、純粋に商品やサービスについての情報に特化したユーザーが集まってくるため初心者でも容易に始めることができます。
・どういった時に便利なのか?
・評判や、使ってみた感想?
・他の商品と比較してみた結果?
・デメリットはあるのか?
・購入するのに一番お得な方法は?
このように、商品やサービスを購入するまでに、様々な悩みや疑問を一つ一つ解決してあげる記事を作成することができれば、専門スキルなど必要なく初心者でも手軽に始めることができます。
ビジネスモデルは、Youtubeなどと同じ広告収入を得ることは変わりませんが広告集収入を得るメディアが異なります。ブログサイトを立ち上げ、そこに広告を掲載することで収益は発生します。ブログサイトもYoutube同様に一度作成したコンテンツが読まれるごとに収益が発生するため、知名度が無くてもストック収入を作ることができます。
「ブログアフェリエイトの収益化」については以下の記事で説明しています。
まとめ
今回は、サラリーマンが「ほったらかしでお金を増やす方法」について解説してきました!
また、ストック収入・フロー収入の違いについても解説し、なぜサラリーマンが副業を行う際にストック収入を重要視するか理解できたかと思います。
以下、今回のポイントをまとめておきます。
- サラリーマンが副業を考える場合は、ストック型ビジネスを選ぶ!
- 複数の収入を持つことは、収入面以外にもメリットがある!
- ほったらかしでお金を増やすには、”広告収入”を得る!
これから副業を始めようと考えているサラリーマンは、上記のポイントを参考にしてみてください!