SEO対策に欠かせない被リンクの重要性!効果的な増やし方もご紹介

Webサイトを運営していると、誰しもがPV数と指標を重要視される方思います。PV数という言葉が理解できれば必然と、「SEO対策」→「ドメインパワー」→「被リンク」と言葉も紐づいてきているのではないでしょうか?

実際、PV数向上させるためには、検索結果の上位化が必須でありそのためには、Webサイトへの被リンク獲得は必要不可欠です。

しかし、「どのように対策すれば良いのか?」「被リンクがなぜ重要なのか?」理解が難しく具体的な対策を行えていないのが現状です。

今回は、Webサイト運営で重要視される「被リンク」とは何か、SEO対策における被リンクの重要性と被リンクの獲得方法などを詳しく解説していきます。

この記事で分かること、
・被リンクの重要性
・良くない被リンクとは?
・被リンクの確認と削除方法

目次

そもそも「被リンク」って何?

「被リンク」とは、外部のWebサイトから自分のWebサイトへのリンクです。
「バックリンク」や「外部リンク」なども同じことを意味します。 

 被リンクは、検索エンジンの検索順位を決定する基準の1つです。検索結果にどのページをどの順番で表示するかを決める際、SEOにおける被リンクの重要性は大きく、被リンクの数、つまり被リンク数が評価に入ります。 

 ちなみに、自分のWebサイトから外部のWebサイトへのリンクのことを、被リンクではなく「発リンク」と呼びます。

SEO対策における被リンクの効果と重要性

被リンクはサイトの検索順位を決定する基準のひとつであり、被リンクの数がサイトの評価に関わると説明しました。ここからはSEOにおける被リンクの効果とその重要性について、もう少し細かく詳しく見ていきましょう。

  • 検索サイトで上位表示されやすくなる
  • ドメインパワーが上昇する
  • 検索エンジンからクロールされやすくなる

検索サイトで上位表示されやすくなる

被リンクが増えると、「検索結果」で上位表示されるやすくなります。
これは、被リンク数によって有益な情報を公開しているサイトであると評価されるためです。

検索結果で上位表示されることは、自然とユーザーの目に触れる機会が多くなり、Webサイトへの流入を多くする効果があります。

ドメインパワーが上昇する

ドメインパワーとは、Webサイトの評価を表した値です。
このドメインパワーを決定する指標の1つとして被リンクが重視されれます。

同じキーワード・内容で記事を作成していても、ドメインパワーによって表示される順位は異なります。そのため、記事をより上位表示させたければ被リンクを集めることが重要となります。

また、ドメインパワーが強いと狙ったキーワードだけでなく関連したキーワードも検索上位に掲載される事があり、より多くのユーザーの目に留まりやすくなります。

検索エンジンからクロールされやすくなる

検索エンジンのクロールとは、クローラーと呼ばれる検索エンジンロボットがWeb上に存在するサイトを検索し、キーワードや内容を認識することを意味します。 

被リンク数が多くなってると、他サイトのクローラーが自サイトの情報を収集する頻度が高くなりよりWebサイトの詳細情報を検索エンジンに認識してもらうことができます。検索結果に表示されるためには、検索エンジンに正しくWebサイトを認識してもらうことが重要必要不可欠です

SEO上でプラスの効果がある良質な被リンクとは?

被リンクの数が多いとSEOに良い影響を与え、サイトの評価が上がります。

しかし、どのような被リンクでも良いというわけではありません。SEO上で効果を上げるには、良質なサイトからの被リンクが重要となります。

以下では、良質な被リンクについてご紹介していきます。

被リンクが多ければ良いわけではない!

自然な文脈の中で張られた被リンク

外部サイトから、文脈中に自然に追加される被リンクを「ナチュラルリンク」と呼びます。
例えば、情報の補足先や、商品・サービスの購入先などが該当します。

ナチュラルリンクは、ユーザーにとって必要な情報の補完として配置されることが多いため、SEO評価においても重要性が高いとされています

関連性があるサイトからの被リンク

関連性のあるサイトとは、テーマが同じまたは類似のテーマで発信されるサイトのことです。例えば、テーマが”インテリアデザイン”なら「カーテン」や「ソファ」などを扱うサイトが該当します。

関連するサイトからの被リンクは、専門的で信頼のある情報だと見なされるため、SEO評価に良い影響を与えます。

アクセス数の多いサイトからの被リンク

アクセス数の多いサイトからの被リンクも、専門性や信頼性が高いと評価されます。
目安となる月間PV数は、3,000~10,000PV以上のサイトを指します。

例えばGoogleなどの大手検索エンジン、Amazonなどの有名なウェブサイトからのリンクです。企業などの公式サイトもユーザーからのアクセスが多いサイトと言えます。

悪質な被リンクはどんなの?

良質な被リンクは、良い記事を書いていれば必然とついてくるので、あえて確認することや意図的に増やす行為を行うものではありません。

しかし、悪質な被リンクは気づかないうちにWebサイトに結ばれている可能性があるため、注意が必要です。

単純に増えればいいというわけではない

質のよい被リンクはSEO効果にいい影響がありますが、悪質で低品質な被リンクはSEOに大きな悪影響を及ぼします。よくない被リンクがあることでそのサイトの価値が大きく下がってしまいます。

被リンクが貼られた場合はしっかりと内容の確認を行いましょう。サイトの被リンクをこまめに確認することで、SEOに対する悪影響を回避できます。

ここからは、よくない被リンクとは一体どういうものなのか一つずつ説明していきます。 

悪質な被リンクの特徴は?

相互リンクのみを目的としたページからの被リンク

 重要性や関連性を完全に無視した相互リンクのためだけのリンクは、サイトの価値を低下させ、ランキングに悪影響を与える可能性があります。 

 ユーザーの利便性を無視してランキングを操作しようとする相互リンクページは、ペナルティを受けるだけでなく、信用を失うことにもなりかねません。

これはSEOの結果の低下につながります。検索順位も低下し、インデックス削除されてしまう可能性もあります。

関連性が低いサイトからの被リンク

関連性のあるサイトからのリンクは高品質で信頼できると評価されるため、SEO効果が高くなります。 

反対にリンクされた2つのサイト間の関連性が非常に低いため、ユーザーの利便性やサイトの重要性が向上しない被リンクは、無関係なリンクとみなされます。 

たとえば、インテリアのページに旅行ページがリンクされたとします。このページは まったく関係ないので別に見たくはないですよね? 

 関連の薄いサイトからの被リンクは、SEO効果や検索結果に悪影響を与える可能性があります。

読者に見えない形で設置される隠しリンク

隠しリンクとは、ユーザーがページを閲覧した時に表示がされない、または判別できないリンクのことです。

  • 背景色と同じ文字色にする
  • フォントサイズをほとんど目に見えないサイズにまで小さくする
  • 小さな1文字(ピリオドなど)のみにリンクを貼る

といった手法で設置されています。

こうした行為はスパム行為として厳しくチェックされます。読者にも有益な情報ではない、重要性がないと判断されるのでSEO効果を得ることはできません。無視されるならまだしもペナルティの対象になってしまうこともあります。

低品質・公序良俗に反するサイトからの被リンク

SEOのみを目的として作成されたページ (リンク収集サイトやお気に入りのリンクなど) からの被リンクや、検索エンジンのランキングを向上させるために購入したリンクもペナルティを受ける可能性があります。 

 リンクは基本的に、そのサイトに関連するサイトの集合です。しかし、リンク集というボタンを見つけてクリックすると、まったく関係のないサイトが表示されたらどう思いますか? 被リンクの重要性は全くないと言ってもいいでしょう。 

 このようなリンクにより、検索結果の順位が下がる可能性があります。

獲得した被リンクの良否を調べる方法

 獲得した被リンクの量、質や重要性を確認するために適時被リンクチェックをしてSEO対策に生かしましょう。

無料の被リンクチェックツールには、以下のようなものがあります。
これらはURLを入力すると、被リンク数や被リンクの質などがわかります。

  • Google Search Console
  • hanasakigani.jp
  • Ubersuggest(NEIL PATEL)

 例えば、「Google Search Console」であれば、どのサイトから被リンクが貼られているかだけでなく内部リンクもチェックできます。どのようなキーワードでどのページに流入しているのか、サイトにどのようなエラーが生じているかなども確認できます。

悪質な被リンクへの対処方法は?

 もし自分のサイトによくない低品質な被リンクを見つけてしまったら、どのような方法で対処するのが良いのでしょうか。ここからはよくない被リンクへの対処方法と、具体例として「Google Search Console」でリンクを否認する方法を紹介します。

よくない被リンクを発見したらどうすればいい?

 よくない被リンクの中に「スパムリンク」というものがあります。スパムリンクとは、悪質な外部サイトから自分のサイトへのリンクを指します。

 スパムリンクは、リンクする重要性がなくユーザーのメリットにならないと判断され、SEO評価がさがります。ランキングが低下する危険性もあります。

 現在の検索エンジンは被リンクを悪用した不正なランキング操作には影響を受けない仕組みとなっているので、ほうっておいても問題はないと言われています。それでも確認は定期的に行いましょう。

 よくない被リンクを見つけたら、設置しているサイトに連絡して削除してもらう、Googleに否認申請を行うなど早めの対策が効果的です。

Google Search Consoleでリンクを否認する方法を紹介

 Googleでは、どのリンクが信頼できるものかを評価することができますが、スパムリンクや品質の低いリンクをできる限り削除することをおすすめしています。ここでは、Google Search Consoleでリンクを否認する方法を紹介していきます。

  • 否認するリンクのリストをテキストファイルで作成します
  • 否認リストをアップロードします
    所有するプロパティごとに1つの否認リストを送信できます

 完了したら、Google はサイトを再クロールしてページの再処理を行うため、リストがインデックスに反映されるまでには数週間かかることがあります。

【やるべきこと6選】良質な被リンクを増やすためには?

 よい被リンクを増やすことで重要性のあるサイトとみなされ、SEO効果も上がります。良い被リンクを増やす方法には、以下のようなものが挙げれます。

  1. ニーズに応えられる記事を作成する
  2. 取材先のサイトに依頼してリンクを貼ってもらう
  3. 有料広告を利用する
  4. SNSを利用して露出を増やす
  5. シェアボタンを設置する
  6. 他のサイトに寄稿する

 それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.ニーズに応えられる記事を作成する

 記事を作成する時に考えるべきことは、ユーザーの期待を満たすことです。そのためには、検索したユーザーが欲している情報を網羅する必要があります。

 例えば「ダイエット」であれば、おすすめの運動だけではなく、食事についてやダイエットグッズを紹介し、1ページの中で必要な情報が満たせるようにします。自分でリサーチしたデータを記事にするのもよいかもしれません。

 重要性のある内容や独自の情報を盛り込んだ記事は良いページとして評価されます。

そうすれば、よい被リンクが獲得しやすく、SEO効果も得られます。

2.取材先のサイトに依頼してリンクを張ってもらう

 外部と連携して記事を作成することも、よい被リンクの獲得に効果があります。

 近所で評判の飲食店を取材し記事を作成したとします。すると、その取材先から「○○という記事に掲載されました」、「○○に紹介されました」などといった形で自分の記事が紹介され、被リンクを獲得できるかもしれません。

 この被リンクは、ユーザーから見れば信頼できるリンクであり重要性もあります。したがって、よい被リンクと判断され、SEO効果にもつながります。

3.有料広告を利用する

 お金はかかりますがSEO効果が期待できる方法として、有料広告があります。自分のサイトに多くのユーザーを誘導することで、良質な被リンクを獲得することができる可能性もあります。

有料広告には、以下のようなものがあります。

  • Googleアドワーズ広告
  • Yahooプロモーション広告
  • Twitter広告
  • Facebook広告

 SNSの広告に出稿し、訪問したユーザーからナチュラルリンクの獲得ができれば、重要性が高いとみなされます。

 サイト運営に慣れてきたらチャレンジしてみてもよいかもしれませんね。

4.SNSを活用して露出を増やす

 現在、多くの方がSNSを利用しています。SNSの特徴は拡散性の高さ。これを活用して自分のサイトを宣伝することは有効なSEO対策になります。こうしてサイトの露出をどんどん増やしていきましょう。

 SNSで自分のサイトが紹介されていても、nofollow(ノーフォロー)タグにより被リンクの評価は無効となることが多いため、SEO効果は見込めないと言われています。

 しかし、サイトを見たユーザーが重要性や信頼性があると認められれば、外部サイトからのよい被リンクを獲得できる機会が増えます。 

5.シェアボタンを設置する

 自分のサイトにシェアボタンを設置することで、ユーザーからSNSなどを通して自然と拡散してもらいやすくなります。

 たとえ重要性があり信頼できる情報なので拡散したいと思っても、シェアボタンがなければ簡単に拡散できません。結果として、良質な被リンクを獲得できる機会が減ってしまいます。

 多くのユーザーにサイトを見てもらうことは、良質な被リンクを増やす基本的な方法です。シェアボタンにうまく誘導できれば自然な被リンクも獲得でき、SEO効果も見込めることができるでしょう。

6.ほかのサイトに寄稿する

 寄稿とは、新聞や雑誌、Webメディアなどの媒体に記事を提供し、掲載してもらうことをいいます。

 ほかのサイトに寄稿しそこから自分のサイトへリンクをしてもらえれば、コンテンツのプロモーションができ、よい被リンクの獲得につながります。この場合の被リンクはユーザーにとって重要性の高い情報、必要な情報である場合が多いので、SEO対策のメリットは大きいです。

 検索エンジンを使って「寄稿 募集」 といった キーワードで検索をして見るとたくさんの検索結果が表示されます。その中で自分のサイトに関連するメディアを見つけたら、ぜひ寄稿を申し込んでみましょう。 

まとめ

ここまで、SEO対策に欠かせない被リンクの重要性について紹介してきました。

 SEOにおいてはよい被リンクを増やすことがとても重要で、そのためには、多くの人にとって役立つコンテンツを作る必要があります。ユーザーの期待を満たすことができるコンテンツであれば自然と被リンクが増えていき、信頼性のあるよい記事だと評価されるのです。

 これから被リンクによるSEO対策を始めたい、自分のサイトの検索順位をもっと上げていきたいという方はぜひ参考になさってみてくださいね。

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